住まいを建築する敷地は、土地の形が同じようなものがあったとしても条件は千差万別です。道路からの見え方、交通量や高低差、近隣からの視線や通風や日照条件、景観の良い方角など、いろいろな条件を読み解きプランニングに生かさなければ、建築地にあった住まいとはなりません。

念願のマイホームを建てたのに、近隣の視線が気になってカーテンを閉め切る生活になってしまったり、くつろぐリビングの大きな窓から見える景色は、自分の車のトランクだけだったり、お隣の影で一日中、暗い我が家になってしまったり...敷地の特徴を深く読み解くことをしなかったり、カタログから選ぶ出来合いのプランをはめ込むだけの家づくりは「こんなはずじゃなかった」という我が家になりかねません。

私たちがプランニングをする前にすることはじっくり敷地を観察し、読み解くところから始めます。時間と手間は掛かりますが、お客様の要望の記されたヒアリングシートをよく読んで、建築地に足を運んでじっくり観察。太陽の動きを確認して、事務所に戻りプランニング...また建築地に足を運んで、考え込んで、また戻ってと..行ったり来たりを繰り返しながらプランを仕上げます。じっくり、じっくりとプランを練り上げています。